Corporate Social Responsibility

CSR活動

CSR活動

当社では、「企業の社会的責任の遂行」を方針に掲げ、法令順守はもとより、公正で健全な事業活動、人権尊重の職場作り、地域社会への貢献を主なテーマに、その実践に努めて参ります。

1.公正で健全な事業活動

  1. 法令・社会規範を遵守し、反社会勢力への関与・利益供与は行いません。
  2. すべてのお取引先様に対して、公正で誠実な事業活動を行います。
  3. コンプライアンス教育・推進活動を継続して行い、改善を図り、社会的な信頼の獲得に努めます。

2.人権尊重の職場作り

  1. 基本的人権を尊重し、パワハラ、セクハラ、マタハラといった差別的な発言や行為・強制的な労働や束縛的な命令指示などは絶対に容認しません。
  2. 健全な就労環境の保持に努め、年少者(16歳未満)の就労や、外国人労働者の不法就労は認めません。
  3. 安全な職場環境の構築と、従業員の心身の健康の確保に努めます。
  4. 相互の信頼関係を深めるために、挨拶・丁寧な言葉づかいを推奨し、他人を傷つける言動、いじめ、仲間外しなどの、人権を踏みにじる言動を撲滅します。
  5. 全従業員の努力が報われるよう、職場環境と待遇の改善に努め、仕事を通じて従業員の生活向上とやりがいのある職場を創造します。

3.お客様・ステークホルダーへの貢献

当社が行う事業活動によって、

  1. 消費者様には利便性と環境衛生の向上に貢献します。
  2. 販売先様には、コスト競争力や付加価値の高い商品を提供し、販売先様の利益に貢献します。
  3. 仕入先様、その他のお取引先様には、安定取引と一定量の購買量を維持することで、お取引先様の事業の拡大と利益に貢献します。
  4. 株主には、事業活動によって計上された利益から、出資額に応じた報酬を配当金として支給いたします。
  5. 従業員には、日々の業務に従事し課せられた責任を果たすことで会社が得られた利益から、賞与、決算賞与、昇給といった形で待遇改善を実施して、生活の向上を図ります。

4.環境への配慮

当社が行う事業活動では、次のテーマで環境に配慮した活動を推進します。

  1. 廃棄物の削減、特に廃プラスチックの削減と、製造工程で排出される廃材の有効活用。
  2. 温室効果ガス排出量、特に二酸化炭素排出量の削減。
  3. 再生紙、再生フィルムなどの再生原料の使用促進。
  4. プラスチック容器や包装フィルム使用量の削減につながる商品開発。
  5. 生分解性の原料の利用を促進するための商品提案。

5.地域社会への貢献

当社は、次の活動を行うことにより、地域社会の安定、発展、災害支援に貢献します。

  1. 地域の小学校の社会科見学の受け入れ、学校への写真ニュース誌の提供。
  2. 地域の特別支援学校の生徒による校外活動への協力。
  3. 富士市キャリア教育支援事業への協力。
  4. 大規模災害発生時に、自治体への災害支援物資の供給協定の締結。

上記以外の事柄についても積極的な活動を展開し、社会的使命を果たすよう努力して参ります。

2024年5月
大一紙工株式会社


【カタチにすることを目指さない新しい図工室「chokipetasu-チョキペタス」に、

生産ラインで排出される端材の一部を提供】

当社は、中庄株式会社(本社:東京都中央区/社長:中村真一)とアトリエヤマダ株式会社(本社:東京都品川区/代表取締役社長・アーティスト:山田龍太)による、カタチにすることを目指さない新しい図工室「chokipetasu-チョキペタス」に、生産ラインで排出される端材の一部(ドライ不織布・シール剥離紙・プラフタ)を提供しております。

提供の背景

当社生産ラインにおいて、常により良い製品をつくることを目指して生産に励んでおりますが、時に機械トラブルによる包装不良や、規格外または何らかの理由による不適合品と判断された製品が発生することがございます。そのような製品は出荷停止となり、再利用できるパーツを除き、廃棄しなければなりません。

廃棄には処分費用も発生するため、廃棄物削減方法や廃棄物を活用する方法を模索していたところ、企業から出る端材や素材をつかって子どもたちに創作の楽しさを提供するプロジェクト「chokipetasu-チョキペタス-」の存在を知り、ご縁をいただくことができました。

本来ならば廃棄物として処分されてしまう端材や素材を、“アートの材料、宝の材料”として活用し、3Rの概念を取り入れながら素晴らしい体験を子どもたちに提供されている「chokipetasu-チョキペタス-」のコンセプト・取り組みに共感し、端材の提供に至りました。今後も継続的に取り組んでいく所存です。


【古く汚れたコンテナ小屋の復活→会社のシンボルに!

静岡県立富士特別支援学校の子どもたちがアートを描く、コンテナリバイバルプロジェクト】 

当社は、2021年11月~2022年3月にかけて、静岡県立富士特別支援学校(静岡県富士市大淵) 高等部と協働による、コンテナリバイバルプロジェクトを実施いたしました。

プロジェクトの背景

社屋の裏側にひっそりと置かれ、使われていなかった古く汚れたコンテナ小屋。

かつて内職用資材の倉庫として使われていたものですが、時代と共に製造ラインの自動化が進み、内職品が減って役目を終えたため、撤去処分する話が出ていました。しかし「もったいない!」と、敢えて会社の表側に移設し、有効活用することに。復活(リバイバル)プロジェクトが立ち上がりました。

復活にあたり、汚れを落とすだけでなく絵を描こうという話になりました。そして、絵を描くならば自分たちではなく「子どもたちに描いてもらえたら素敵な作品になる」「地域の方々や子どもたちに見てもらえる会社のシンボルにしたい」といった声が社内で上がり、近隣の県立富士特別支援学校に想いを伝えたところ快諾をいただき、協働でプロジェクトを行う運びとなりました。

復活までの道のり① コンテナの清掃

富士特別支援学校より「コンテナの色塗りだけでなく綺麗にするところから関わらせていただきたい」との提案をいただき、大変有り難い思いで清掃を依頼しました。生徒さんは高圧洗浄機やプロの方が使う清掃道具を持参して一生懸命に作業され、真っ黒だったコンテナがとても綺麗になりました。

復活までの道のり② 下地塗り~デザイン画作成

綺麗になったコンテナに、従業員が下地塗りを行いました。その間、富士特別支援学校では高等部2年生がデザイン画の作成を行い、選ばれた9名のデザイン画を合体させて完成予想図が完成しました。

復活までの道のり③ 下地描き~色塗り

従業員が完成予想図を見ながらコンテナに鉛筆で下描きを行い、高等部の生徒さんが水性ペンキと刷毛で色塗りを行いました。(生徒15名と教員3名が全3回にわたり来社)その後、従業員による仕上げの色塗り(安全優先のため高い位置は当社が担当)を行いました。

復活までの道のり④ 完成式

2022年3月14日、完成したコンテナの前で当社と富士特別支援学校による完成式を実施し、当社社長より当時の学校長と生徒たちへ感謝の気持ちを伝えると共に、デザイン画を採用された生徒9名に表彰を行いました。明るく素敵に復活したコンテナ小屋は、防災用品やサンプル品の保管場所として有効活用しております。

このプロジェクトを通して、廃棄物の有効活用という取り組みだけでなく、富士特別支援学校との繋がりを持つことができました。現在は地域清掃活動や職場見学・職場実習など、学校教育にも関わらせていただいています。いずれは高等部の卒業生を従業員として迎え入れることを目標にし、現在準備を進めております。